高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

私も、私も♫


利用者様のMさんは、ちょっぴり “私も、私も♫” タイプだ。

各テーブルにお茶を配っていると、
Mさん「ねぇ、私にも頂戴よ」
私  「はい。順番にお配りししていますので、少しお待ち下さいネ♡」
Mさん「お姉さん、私にも頂戴よ」
私  「もうすぐそちらにお配りします。お待ち下さい♡」
Mさん「ねぇっ! 頂戴よっ!!」(怒)
といった具合で、他のテーブルにあるものが自分のテーブルにないと、ちょっぴりヤキモキしてしまうようだ。ふふふ

ある日、隣のRさんが美味しそうな杏仁豆腐を召し上がっていると、
Mさん「ねぇ、それ美味しそうね、何ていうプリン?」
Rさん「・・・・・」(モグモグモグ)
Mさん「ねぇ、それ何ていうの?」
Rさん「・・・・・」(モグモグモグ)
Mさん「ねぇ」
Rさん「・・・・・」(Mさんをチラ見して、モグモグモグ)
Mさん「ねぇっ!!」(怒)
といった具合だ。(おやつは、ご家族が持参したものを召し上がっていただいている)

ふふふ、最初はやんわりとした口調からスタートするが、だんだん口調が荒くなる。私は、Mさんがなるべく穏やかな気分で過ごしていただきたいと思う。そのため、まずはお茶はMさんのテーブルから配るようにし、おやつは同じテーブルの利用者様と同時に提供してMさんが目移りされないようにする、などの工夫をしている。おやつは、同じテーブルの利用者様との生活スタイルが若干異なる時間帯でもあるので、同時提供はすんなりいかないこともあるが、現時点ではそれで上手くいっている。

介護職として、こういうのを考えるのもなんだか楽しい。


トイレの芳香剤を飲んだような


仕事中、私の汗は止まることを知らない。
拭く余裕がないので放置している。
すると、汗の塩分で顔がピリピリチクチクする。
爪で顔の皮膚をなぞったら塩が採れそうだ。あはは

当然、喉が渇く。
それに対し、仕事中に水分を摂取できる回数は少ない。
なので1回の摂取量が多くなる。(これは人間の体にとって悪い水分摂取例)

仕事帰りは500mlのペットボトル飲料をガブ飲みだ。やれやれ


先日、炭酸飲料が飲みたくて、近くの商店(コンビニではない)で買ってみた。

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あひゃひゃ~、大失敗!
トイレの芳香剤を飲んでいる気分になって、半分も飲めなかったぞい。泣

好きな人には好きな味なんだろうな、きっと。


確実にダイエットできる方法はこれだ!

 

エクササイズ、ウォーキング、ジョギング、有酸素運動、脱炭水化物、脱間食、〇時以降は食べない、バナナ、もろもろ

ダイエット法として様々な説があるが、なによりも一番効果的な方法がある。
道具も、お金もかからない方法。
確実に痩せる!!と約束しても良い。

それは、高齢者施設(従来型特別養護老人ホーム)で働くことだ。

それも、他の施設よりも職員配置人数が少ない施設で働くことだ。

確実に痩せる。約束する。

私は、約4カ月で4~4.9kg減った。


同期生の動向②

 

同期生Bさんは、興味本位で介護の勉強を始め、民間の施設(デイサービス)に就職をした。なるほど、Bさんは場を盛り上げる演技派であり、デイサービスはピッタリだと思った。周囲もそう思った。のも束の間、早くもリタイアしてしまった。


情報網でいくと、これで同期生3人目の離職となる。早いね。

この分では、情報網に入っていない同期生の中にも離職した人、これからする人がいそうだ。


同期生の動向①


先日も、同期生らと食事を共にしてきた。情報交換の場として、定例となりつつある。
食事会に参加した人や不参加の人の中で、早くも退職した人、来月退職する人など、チラホラいる。

中でも、やはり・・・と思ったのは同期生Aさんだ。中国語、英語、日本語を話し、会社で通訳をしていたと言う。

Aさんとは、授業のグループワークで一緒になったことがある。Aさんは、グループワークの課題に対してお手本のように真剣に取り組み、発言からも介護に対する熱意が感じられる人だった。ところが、数か所の実習を受けてから雲行きが怪しくなった。「これが介護なの? こんなの違う!」 などと言うことが多くなり、介護業界への転職を諦めた。だが、少しは介護職に未練があったようで、今年3月末のギリギリになって、民間の施設(デイサービス)に就職が決まった。のも束の間、8月末で退職するという。

つづく

介護現場は恐ろしくアナログな世界だった


介護現場のアナログさは、織り込み済みで就職した。だが、想像以上に恐ろしくアナログだった。先輩職員は、最初から疑問に思っていないのか、文句を言っても仕方がないと諦めているのか、アナログと向き合っている。

いまの私は、肉体労働の負荷に加え、ケアのあり方に対する精神的負荷、過密なタイムスケジュールとの闘い、そしてアナログに対する大きな怒りが、ストレスになっている。

自分は向いていないのだろうか。

“自分は向いていないかも” と思いながら続けると、その人は成長しないと言う。その言い分、わからなくもないが、私はアナログさに自分の成長を求めたくない。

難しい問題にぶつかってしまった。どうしたら良いのかしらん。



リンパリンパ


疲れが取れず、体重が120キロあるんじゃないかと思うほどだ。
先日、自分の体に労り(いたわり)、労い(ねぎらい)のつもりで、リンパオイルマッサージを受けてきた。
90分11,000円、出血鼻血大サービスである。

オイルマッサージは、たま~にリゾート地で受けるぐらいだ。
なにぶん高価ゆえ、若干の罪悪感を感じていたが、今回ばかりは違った。
胸を張って堂々と受けてきた。あはは

至福の時を過ごし、体が軽くなったように感じたのもつかの間、再び体重120キロが襲ってくる。

あいや~、またマッサージか?





夜勤


我々新人職員は、まだ夜勤シフトがない。
別の特養施設で働く同期生で、既に夜勤を5回経験したYから、
「夜勤やるようになったら少しは楽だから、それまでの辛抱だよ」
と、エールを貰った。

これは励ましなのか? 脅しなのか?

励ましだよね、と思いながら今日も1日頑張ろう!


時間通りに仕事ができるか否か


私が働く高齢者施設は、他の高齢者施設以上にかなりハードだ。そんな今の施設で14年間の介護職歴がある先輩Aさんは、さすが何をやるにも手さばきが凄い。気持ちよりも先に体が勝手に動いているように思える。もしかして、手が12本ある?もしかして、いま瞬間移動した?なんて驚くことしきりで、私には神としか映らない。

だが、客観的に見て感じが悪い。利用者様に対してつっけんどんなのだ(ご家族には礼儀正しい)。ところが、つっけんどんでありながら、実は心の奥は温かい人なんじゃないかと思うことが垣間見れるときがあり、良かったAさんも一人の人間だったかと少し安堵する。恐らく、ハードな環境がAさんをつっけんどんにしてしまったのだろう。

そして、半人前の職員に対しては、感じが悪いを通り越して、すこぶる態度が悪い。Aさんが会社員だったら、いくら仕事ができてもその態度ではクビじゃね?と思うほどである。介護現場では、多少態度が悪くても、時間通りに仕事ができるか否かがキーなのだと学んだ。

 

車の流れ


ベッド⇔車椅子の移乗の際、勢いよく利用者様を起き上がらせたり、動かしたりしてはならない。利用者様に、これから起き上がる旨の同意をとり、体調不良はないか確認する。そして、ゆっくりと起き上がる介助をする。起き上がったことで、めまいがないか、気分が悪くないか、ここでもまた、利用者様に確認をとる。
では現実はどうかというと、ごにょごにょごにょ。

オムツ交換の際、介助者は利用者様のベッドに立て膝をしてはならない。その際、利用者様の体を左右にゴロゴロするが、動いたことでめまいがないか、気分が悪くないか確認をとる。
では現実はどうかというと、ごにょごにょごにょ。そして、自分の腰痛予防として立て膝をしている先輩が多い。

介護援助でやってはならいないことは他にもたくさんあるが、現実は忠実に守られているわけではない。車の運転と同じだ。時速〇キロの標識を忠実に守って走行している車は少なく、逆に忠実に守ると他の車の流れを乱すことになる。それと似ている。