高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

仕事・福祉・医療

残念だったこと

就職した高齢者施設を退職するにあたり、残念なことが幾つかあった。中でも特に残念だったことは、最期にフロアリーダーとの面談がなかったこと。リーダーは、新卒で一貫して介護施設で働いている大ベテランで、次期副施設長候補ではないかと私は予想する。…

ヤバイぞ、ヤバイぞ

早番介護職員1人で24人の利用者様。遅番介護職員1人で24人の利用者様。夜勤1人で24人の利用者様。特養は大変だとは知っていたが、未経験の私にとって、想像以上に過酷な労働環境であった。勤務中は常に時間との闘いで、いつ事故が起きてしまうかし…

介護業界の人手不足について③

あー、さて、前回のつづき。介護業界は人手不足だと言われている。私が就職した高齢者施設でも、職員が足りなさ過ぎて呆気にとられる始末だ。あまりにも職員が足りなくて、なんでだ?どうしてだ?という疑問が私の心に積もり積もってしまった。なので、施設…

介護業界の人手不足について②

卓球女子団体を最後のインタビューまで見て、目がショボショボ~。銅メダルおめでと~う?あはあはあー、さて、前回のつづき。介護業界は人手が足りないと言われている。実際に就職してみると、私が勤める高齢者施設でも同様、いや、想像以上に多忙を極めてい…

冷たい手

生きる上で欠かせない水。水分補給は、とても重要である。高齢者施設では、利用者様の嚥下機能の評価をもとに、必要に応じて飲料にトロミをつけたり、ゼリーなどを提供して水分補給をしていただく。水分補給用のゼリーには、イオンゼリー、お茶ゼリーなどが…

介護業界の人手不足について

介護業界は人手不足だと言われている。私は、介護の仕事をしてみたいが待遇が悪いのでNG、と思っている人が多いことを知っている。私が入職後、「募集かけても人が来ないんだって。誰かやりたいっていう人がいたら紹介して欲しいって施設側から言われたこと…

ビンゴ

利用者S様(男性)は左片麻痺である。そのため会話が可能だ。お食事の際は、当たり障りのない会話をしながら食事介助をさせていただく。ある日、血液型の話題になった。すると、S様 「お前、〇型だろ」と、ピンポイントでおっしゃった。しかも、ビンゴ! え…

日本人の平均寿命

厚労省の調査によると、平成27年の日本人の平均寿命は、男女ともに過去最高を更新したようだ。(注:健康寿命ではない) 男性80.79歳(前年80.50歳)女性87.05歳(前年86.83歳)これは、施設や訪問で働く職員らも、寿命更新のお手伝い…

驚きの離職率の高さ

私の勤務先は、介護職員のみならず、他職種においても激務だと言う。私よりも1カ月遅れて中途入職した他職種のAさんは、他の高齢者施設を3つほど経験されている。会うとコッソリ、お互いの心境を一言二言囁き合う。私 「私、もうダメ~」Aさん「ここは酷…

食べられる “いま” を大切に

おやつを楽しみにされている利用者様は多い。ご家族持参のおやつの中に、お団子があると知ったときの表情ったら、そりゃーもう、♪マークが10個ぐらい顔についている。そんな表情を見ると、こちらまで嬉しくなる。施設では生活が色々と制限されているんだも…

生きるって何だろう

椅子もしくは車椅子から立ち上がり、どこかへ歩いて行こうとされる利用者様がいらっしゃる。その方の歩行が不安定の場合、転倒されたら一大事!といことで、椅子もしくは車椅子にセンサーが取り付けられる。立ち上がるとセンサーが反応してピーピーピーと音…

地味に響く

食事介助が必要な利用者様には、おやつの介助もさせていただく。お茶と交互に、プリンやヨーグルトなどを召し上がっていただく。もしも私が食べる側なら、ちょこちょこ味わいながらゆっくり楽しみたい。しかし、現実の介助は・・・・。必然とスプーン山盛り…

私も、私も♫

利用者様のMさんは、ちょっぴり “私も、私も♫” タイプだ。各テーブルにお茶を配っていると、Mさん「ねぇ、私にも頂戴よ」私 「はい。順番にお配りししていますので、少しお待ち下さいネ♡」Mさん「お姉さん、私にも頂戴よ」私 「もうすぐそちらにお配りし…

トイレの芳香剤を飲んだような

仕事中、私の汗は止まることを知らない。拭く余裕がないので放置している。すると、汗の塩分で顔がピリピリチクチクする。爪で顔の皮膚をなぞったら塩が採れそうだ。あはは当然、喉が渇く。それに対し、仕事中に水分を摂取できる回数は少ない。なので1回の…

確実にダイエットできる方法はこれだ!

エクササイズ、ウォーキング、ジョギング、有酸素運動、脱炭水化物、脱間食、〇時以降は食べない、バナナ、もろもろダイエット法として様々な説があるが、なによりも一番効果的な方法がある。道具も、お金もかからない方法。確実に痩せる!!と約束しても良…

同期生の動向②

同期生Bさんは、興味本位で介護の勉強を始め、民間の施設(デイサービス)に就職をした。なるほど、Bさんは場を盛り上げる演技派であり、デイサービスはピッタリだと思った。周囲もそう思った。のも束の間、早くもリタイアしてしまった。 情報網でいくと、…

同期生の動向①

先日も、同期生らと食事を共にしてきた。情報交換の場として、定例となりつつある。食事会に参加した人や不参加の人の中で、早くも退職した人、来月退職する人など、チラホラいる。中でも、やはり・・・と思ったのは同期生Aさんだ。中国語、英語、日本語を…

介護現場は恐ろしくアナログな世界だった

介護現場のアナログさは、織り込み済みで就職した。だが、想像以上に恐ろしくアナログだった。先輩職員は、最初から疑問に思っていないのか、文句を言っても仕方がないと諦めているのか、アナログと向き合っている。いまの私は、肉体労働の負荷に加え、ケア…

リンパリンパ

疲れが取れず、体重が120キロあるんじゃないかと思うほどだ。先日、自分の体に労り(いたわり)、労い(ねぎらい)のつもりで、リンパオイルマッサージを受けてきた。90分11,000円、出血鼻血大サービスである。オイルマッサージは、たま~にリゾ…

夜勤

我々新人職員は、まだ夜勤シフトがない。別の特養施設で働く同期生で、既に夜勤を5回経験したYから、「夜勤やるようになったら少しは楽だから、それまでの辛抱だよ」と、エールを貰った。これは励ましなのか? 脅しなのか?励ましだよね、と思いながら今日…

時間通りに仕事ができるか否か

私が働く高齢者施設は、他の高齢者施設以上にかなりハードだ。そんな今の施設で14年間の介護職歴がある先輩Aさんは、さすが何をやるにも手さばきが凄い。気持ちよりも先に体が勝手に動いているように思える。もしかして、手が12本ある?もしかして、いま…

車の流れ

ベッド⇔車椅子の移乗の際、勢いよく利用者様を起き上がらせたり、動かしたりしてはならない。利用者様に、これから起き上がる旨の同意をとり、体調不良はないか確認する。そして、ゆっくりと起き上がる介助をする。起き上がったことで、めまいがないか、気分…

ひたすら、捌く(さばく)

特別養護老人ホームは、一般的に多忙だということは知っていた。では、なぜ私が特養を就職先に選んだのか。理由は、介護の基本を学ばせたいただきたいという下心からだ。〇年は、働きたいと考えている。だが、私が働く施設は、施設側も公認なほど忙しく、介…

トランス

ご利用者をベッドから車椅子へ移乗する介助、ご利用者を車椅子からベッドへ移乗する介助、これを業界用語でトランスと言う。このトランスを先輩職員はヒョイヒョイと行う。あまりにもヒョイヒョイ、と介助するので簡単そうに見える。だが、トランスには多く…

全身倦怠感、疲れがとれない

あまりにも、全身がだるくて鉛のように重く、スッキリしないため、『全身倦怠感 重い 取れない』で検索した結果、厚労省のサイト(転載自由)がひっかかった。*******************疲労、全身倦怠感~体がだるい、重い、疲れがとれない~…

女性の弱点 ヒソヒソ話

自分の口の中に、人から指を入れられるのが不快だと思うご利用者は多い。そのため、口腔ケアをさせていただく側としては、あれやこれやと考える。どのようにしたら、口を開けていただけるかな、と。ご利用者のAさんは、特に口腔ケアを嫌がる。入れ歯を外さ…

仕事を休むということは

ある日の更衣室。1階A介護職員「ねぇねぇ、3階のGさん、今日から復帰だって?」3階B介護職員「そうなのー」1階A介護職員「心の病気は、目に見えないからねぇ」その口調から、あまり好意ある会話に聞こえなかった。ある日のスタッフルーム。1階A介…

万歳三唱

同期生4人で飲み会があり、それぞれ就職先の情報交換をした。その結果、どの施設も一長一短があることを知った。そして、介護職員の職務内容は、私が勤務している施設がいちばん過密で過酷で責任大だった。やはり。今さら言っても仕方のないことと分かって…

介護職と看護職の違い②

前回のつづき。別の教員がグ〇ープホームに勤務していた頃、夜勤において介護職と看護職の違いを感じたという。なるべく違和感がないように、尿取りパットを1枚だけにする。そして、夜間にパットを交換する。それが介護職。尿取りパットを2枚当てる。そし…

介護職と看護職の違い①

介護の世界にのめりこみ、現在は後輩の育成に力を注いでいる教員が、ある日、介護職と看護職の違いを、自らの体験談を事例に、判り易く説明してくれた。目の前のご利用者が「トイレに行きたい」とおっしゃっている。さて、このとき両者の反応はどうか?オム…

指を噛まれる

口腔ケアの話。 口をむぎゅぎゅーっと閉じて、開けてくださらないご利用者が数人いらっしゃる。これは、ご本人の意思で開けたくない場合、病気の症状による場合がある。そんなときは、ご利用者の口の端っこから、歯ブラシを入れたり、ケア用の棒付きスポンジ…

トラウマの『とと姉ちゃん』

施設の食堂とフロアには、大きなテレビがある。基本、どちらのテレビもつけている。ただし、食事のときは “食事を楽しむ” という目的があり、テレビを消して職員手動でBGMに切り替える。BGMが流れないときが常だが。食事が終えると、当番によって介護…

価値観で怒られるときもある

私は、使えない新人職員なので、毎日何かしら怒られている。でも、そういう施設で良かったと思う。これがもしも、「あーいいよ、いいよ、気にしないで」みたいな職員がいる施設だったら、恐らく1週間で辞めていただろう。年上の新人でも、きちんと教育して…

施設に森のくまさん登場

自分の口の中を、誰かにいじられたくないご利用者が多い。介護職員は、口腔ケアをするために、あれやこれやと手を考える。ある日、先輩職員のYさんが、こんな技を使っていたのを見た。ご利用者Bさんは入れ歯も、自分の歯もない。だが、唇の力は強く、むぎ…

〇料老人ホーム

以前、〇料老人ホームに勤務していた先輩職員がいる。1カ月で退職したんだとか。理由を聞いたら、「職員同士の悪口合戦に嫌気がさしたから」と。それも、ご利用者の前で悪口が飛び交っていたようだ。それは私も嫌だな~。〇〇市の施設だって。同期生にも、…

ボランティアを断る施設や事業所、その理由は?

同期生Mさんは介護業界へ転職するにあたり、どの施設・事業所が自分に合っているのかわからず、就職先に悩んでいた。そこで、まずはボランティアで様子を見ることにした。見学だけでは判らない部分があるため、数日間ボランティアをすることで実情を探りた…

怖い存在

同じフロアの先輩職員Aさん(介護職歴15年)は、笑ったところを見たことがない。いつも無愛想なのである。何か質問するたびに不機嫌に答えるし、無駄話を持ち込んでも相手にしてくれない。あいや~、すっごい気を使う存在だ。いつか笑かしてみたいと思っ…

使えない私

え?安倍さんが税収で社会保障費をどうにかこうにか、とおっしゃってるズラか?ぁぃややややややや、消費税上げたって、ぜーったい福祉まで回ってこないってば。回ってきたとしてもチョロ毛だよ、チョロ毛。なんつっても、いま選挙前ですからね、なんとでも…

地域で福祉を支える?

ご利用者のおやつは、基本、ご家族が持参される物を提供する。遠方などの理由で持参がない場合は、施設側で立て替えておやつを購入する。そして、他のご利用者の物と混同しないように、①プリンやゼリーの上蓋②お菓子の袋③ペットボトルの蓋⓸3つで1パックの…

既に名前が書かれていると

利用者様のご家族から、「これ、食べさせてください」「これ、飲ませてやってください」と、お菓子や飲み物をお預かりすることがある。このあと、職員はお預かりした物にマジックでご利用者の名前を記入し、冷蔵庫やお菓子BOXなどで保管する。名前を記入…

あんた、親切だねぇ

R様のトイレ介助での話。用足しが終わったあと、温かいタオルで拭いてさしあげた。R様「あ~、温かくて気持ちいいわ~。ありがとねぇ」R様が手を洗ったあと、ペーパータオルを差し出した。R様「ありがと~う。あんた、親切だねぇ」あんた、親切だねぇ、…

整形外科のリハビリ

整形外科のリハビリに行くと、患者さんの多さに驚く。患者さんの9割は高齢者だ。他の1割の中に若い患者さんを見つけると、『おっ!同業者か?』と声をかけたくなる。あははは

此処がいちばんいいや

ご自分で食事を召し上がるご利用者H様が、誤嚥性肺炎で数日入院された。そして退院して施設に帰って来られた。トイレ介助中に、H様の体に大きなアザがあるのを発見した。たしか、入院前はなかったはずだが・・・。どうされたのかお尋ねすると、「わっかんね、ど…

新卒でずっと介護業界にいると

あまりの過労さに、「いや~、大変っすね」なんて放心状態で愚痴ろうものなら、「どんな仕事でも大変です(ピシッ)」と、介護職歴15年目の先輩職員から跳ね返てくる。その先輩は、新卒で入職してずっと今の施設で働いている。たしかに、どんな仕事でも“大…

ケガをしたら酷い所に?

A様 (ガサゴソ、ガサゴソ)Y様 「駄目だよそんなことしちゃ、危ないよ!やめなさいよ!!」A様 (ガサゴソ、ガサゴソ)Y様 「ケガでもしたら此処に居られなくなっちゃうんだよ」A様 (ガサゴソ、ガサゴソ)Y様 「ケガしたらね、酷い所に連れて行かれちゃう…

介護業界の年齢制限

福祉業界、特に介護職の人材不足は著しい。ところが、特別養護老人ホームなどでは、正職の採用条件に年齢制限を設けている施設が多い。自ら人材不足を招いているようなものだ。だが、いざ働いてみると、施設運営側の意向も理解できる。まず、体力的な問題が…

死ぬ権利・自殺幇助制度は必要? 

以前、福祉業界への転職を志す社会人同士で、『福祉において、どんな制度があったら良いか』が話題に上がったことがある。色々な意見が出たなかで満場一致した意見、それは『死ぬ権利があっても良い』というものだ。満場一致した意見をまとめると、もしも自…

ボランティア

職員もボランティアの部類に入るんじゃね?の声はさておき、正真正銘のボランティアの方には、感謝してもし足りない。口腔ケアセットをきれいにしてくれたり、テーブルを磨いてくれたり、植物に水を与えてくれたり、日頃から気になっているけれど手が回らな…

利用者様のマジックショー

それは、おやつTIMEでのこと。私は、A様、B様、C様のおやつ介助をしていた。ちゃんと咀嚼できているかな?ちゃんと飲み込めたかな?なんて感じで確認しながら、A様⇒B様⇒C様⇒A様⇒B様⇒C様といったように、ひと口ごとにローテーションしながら行っていた。 その…

言葉の中の本音

利用者様が誰かと会話をしている。しかし、そこには誰もいない。高齢者施設ではよく見る光景だ。入所間もないA様の場合は、ベッドに臥床された途端に見えない誰かと会話が始まる。「みんながね、ボソボソボソ、色々と探してくれたんだけどね、ボソボソボソ、…