介護老人保健施設での出来事②
会社でも、何処でも、一緒に働く人達とのちょっとした無駄話は必要だと考える。そのちょっとした無駄話を積み重ねた結果、仕事の利益につながることがあるからだ。
しかし、その無駄話の仕方において、ある施設で幻滅した出来事があった。
出勤早々、センターで看護師達は「今朝うちの息子がさ~」「弁当作ってたらさ~」ってな感じで始まる。それを聞いて、ウンウン無駄話は大切よねって思っていた私だったが、10分経過しても「宿題がさ~」「買い物してたらさ~」が止まらないので、ちょっと長すぎじゃね?と思うようになった。スタッフセンター前で「利用者様が車椅子からズリ落ちそうですよ」と伝えると、「あぁ、大丈夫、いつもそうだから。」という返答である。
あぁ~れぇ~? そんなんでよかとですか~ぁ~?
食事介助のときも、「寝る前にさ~」「テレビでさ~」が始まった。利用者様の体が傾いていようが正すことなく、介助者(看護師)の手は利用者さまの口へ、でも顔は談話の輪の中へ、みたいなね。
おしっ!介護職員たちよ、手本を見せてやれ、食事介助はこうやってやるんですって、傾いた姿勢を正さないと誤嚥につながる可能性がありますって、もーちゃんとしっかり介助してくださいって、ホレホレ見せてやれ! なんつって心で叫んでいたわけだが・・・
ありゃ?介護職員も一緒に輪に入ってるよ。
あぁ~れぇ~? そんなんでよかとですか~ぁ~?
気持ちが利用者様に向いていないってんでしょうか、なんか利用者様を馬鹿にしてね?って感じたわけです。おかげですっごい反面教師になったよ、ありがとうそこの職員!(ありがとう文春!みたいだなこのフレーズ)
これは、たまたま3年前に実習で行った施設での話しであり、全ての施設がそうではないいですよ。