高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

介護老人保健施設での出来事③


老健とは、在宅復帰へ向けてリハビリを受ける施設である。しかし現実は、特別養護老人ホームの入所待機の方が結構いらっしゃる。それを「特養待ち」と言うらしい。老健は、おおむね3~6カ月の入所期間が基本となる(実際にはもう少し長い方が多い)ため、長期入所が必要な特養待ちの方は退所を余儀なくされることがある。そうすると、次の老健へ移り、また他に移る。色々な施設の体験ができて良いわと感じる利用者様もいれば、移ってばかりで落ち着かないわと感じる利用者様もいらっしゃるだろう。(本人じゃないとわからないけれど)

この現実を突きつけられて、いま世の中から必要とされているのは、グループホームでも有料老人ホームでもなく、在宅でもなく、特養なんだということを痛感した。