身内が認知症と診断された家族は
認知症の利用者A様は、ときどきシャキッ!と会話成立するときがある。それはご家族がみえたときだ。ご家族からの質問「お母さん、ご飯食べた?」に対して、「食べたわよ。ここの人たち、たっくさん食べさせてくれるの。さっきもね、これ食べなさい、これも食べなさいって。おかげでお腹がいっぱい」と流暢におっしゃるのだ。
これ、介護保険の介護度をチェックする認定調査員が来たときにやられると、認定介護度に影響するよねきっと。あとは例えば、在宅で嫁が義母の介護をしているとして、義妹なんかが見舞いに来た(遊びに来たともいう)ときにやられると参るよね。「あら義姉さん、お母さん調子良さそうじゃない、ちゃんと会話できるわ安心したー」なんつってね。私が嫁だったら、なんだ介護が大変そうじゃなくて良かったわね、って言われているような気がして、気持ちの持って行き場がなくなりそう。
なので、身内が認知症と診断された家族は、シャキッとすることもある、と知っていたほうが良いと考える。
***おまけ***