高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

利用者様のマジックショー


それは、おやつTIMEでのこと。
私は、A様、B様、C様のおやつ介助をしていた。ちゃんと咀嚼できているかな?ちゃんと飲み込めたかな?なんて感じで確認しながら、A様⇒B様⇒C様⇒A様⇒B様⇒C様といったように、ひと口ごとにローテーションしながら行っていた。

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そのときH様はご自分でプリンを召し上がっていた。
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そして、私がA様のほうを向いておやつ介助をし、次にB様のおやつ介助をしようとしたそのとき、今日はおやつがなくてお茶だけだったはずのY様の前に、H様のプリンが瞬間移動しているではないか!

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それに気づいたときの私の第一声は、「あ゛ーっ!」である。これをマジックショーと言わずして何と言おう。

どうやらH様は、ご自分のおやつに飽きてくると、目の前の人にあげたくなるらしい。Y様もまんざらではないようで、召し上がろうとされる寸前であった。危ないね~。危ないよ~。危ないわ~。もしもY様がプリンアレルギーだったら大変なことになってしまうよ。

このようにして、一瞬にして事故につながる恐れが、施設のあちこちに潜んでいるのだと思った。介護職員は、あちこちに目を配る必要がある。