高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

魔物が出たぞい


同期生が就職した施設では、既に夜勤を経験している者、今月から入る者、まだ入っていない者などまちまちだ。私たち新人は未だ入っていない。夜の勤務時間も8時間、16時間、と施設によって異なる。

先輩職員によれば、夜勤は利用者様のトイレ誘導や、離床・臥床、食事介助がない分、体力的に楽だと聞く。ユーチューブで音楽を流しながら待機しているとか、お菓子を広げてデスクワークしているとか、各々で眠くならないような工夫をしているようだ。入職後は体重が激減したが、夜勤が始まってから逆に太ったという話も聞く。「夜勤手当も付くし、私は夜勤だけやりたい」なんて先輩もいる。あはは

とはいえ、入眠中の呼吸状態の確認や、オムツ交換、内部資料の黙読など、やることは多い。夜間帯に多いベッドからの転落、フラリと廊下を出歩いて転倒、なんてこもよくあり、決して油断のならない勤務だ。また、夜勤は職員の体内リズムが崩れる原因にもなる。

そして何より私が恐れているのは、夜勤明けの超過勤務だ。私と同じフロアの先輩がたは、当たり前のように1時間2時間は残務をしており、3時間残務もザラに見る。つい先日は4時間経っても何かやっていて驚愕した。いざ、私が夜勤をしたらいったい何時に退勤できるのだろうか。恐ろしや~、ムンクになっちゃう。

観察していると、残務には記録作業も含まれている。本来は退勤定時時間の1時間前に記録を開始するらしいのだが、なんやかんやで30分前開始が実際のようだ。こっちに書いた内容と同じことを別のファイルにも書いて、って・・・。ほうら!魔物が出たぞい

この魔物が棲みついている限り、介護職員の負担は大きいままだ。介護現場は、この点も変える必要があると私は心底思う。