高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

車の流れ


ベッド⇔車椅子の移乗の際、勢いよく利用者様を起き上がらせたり、動かしたりしてはならない。利用者様に、これから起き上がる旨の同意をとり、体調不良はないか確認する。そして、ゆっくりと起き上がる介助をする。起き上がったことで、めまいがないか、気分が悪くないか、ここでもまた、利用者様に確認をとる。
では現実はどうかというと、ごにょごにょごにょ。

オムツ交換の際、介助者は利用者様のベッドに立て膝をしてはならない。その際、利用者様の体を左右にゴロゴロするが、動いたことでめまいがないか、気分が悪くないか確認をとる。
では現実はどうかというと、ごにょごにょごにょ。そして、自分の腰痛予防として立て膝をしている先輩が多い。

介護援助でやってはならいないことは他にもたくさんあるが、現実は忠実に守られているわけではない。車の運転と同じだ。時速〇キロの標識を忠実に守って走行している車は少なく、逆に忠実に守ると他の車の流れを乱すことになる。それと似ている。