高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

冷たい手


生きる上で欠かせない水。水分補給は、とても重要である。
高齢者施設では、利用者様の嚥下機能の評価をもとに、必要に応じて飲料にトロミをつけたり、ゼリーなどを提供して水分補給をしていただく。

水分補給用のゼリーには、イオンゼリー、お茶ゼリーなどがある。いずれも毎日新しいゼリーが調理室から運ばれて、フロアの冷蔵庫に保管されている。

利用者様の水分補給は、朝・昼・夕食の他に、10時前後・15時前後・就寝前に必ずしていただく。(目標水分量は個人差がある)(施設によっては、10時の部がないところもある)

利用者様の中には、トロミ飲料がNGのためゼリーのみ、という方がいらっしゃる。つまり、冷蔵庫から取り出した冷え冷えのゼリーのことである。それを毎回摂取していただく。体が冷えないのだろうかと心配で、話しかけながらそっと手に触れるといつも冷たい。

というわけで、ゼリーを提供する30分前に冷蔵庫から取り出しておくことにした。トレーの上に置いて布巾をかぶせ、できるだけ常温に近づける。

が、先輩職員から怒られちまったぜ~い。
腐敗の原因になるからだってさ。う~ん、そう言われると従うしかないか。

提供するときに、レンジで温めるという手を考えた。栄養士に聞いたら、ゼリーの原料は寒天だと言う。チンしたら溶けちゃうって。でも、人肌なら大丈夫かな。今度やってみよう。(今までやってみたことのある先輩職員はいなかった)

温めたら不味いかなぁ。ほうじ茶ゼリーなら温めても不味くないかも?
ぶつぶつぶつ、ひとりごと