高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

仕事を休むということは


ある日の更衣室。
1階A介護職員「ねぇねぇ、3階のGさん、今日から復帰だって?」
3階B介護職員「そうなのー」
1階A介護職員「心の病気は、目に見えないからねぇ」
その口調から、あまり好意ある会話に聞こえなかった。

ある日のスタッフルーム。
1階A介護職員「Wさん、入院したんだって」
他職種P職員 「顔色悪かったもんねー」
1階A介護職員「〇〇(←内臓の病気)だって」
他職種P職員 「Wさん向いてないんじゃない、この仕事。夜勤あるしさ。」
Wさんは職歴3年目の、他の階の介護職員である。

ある日の食堂で。
1階A介護職員「Lさん、また体の不調を訴えてるんだって?」
2階E介護職員「うん」
1階A介護職員「この前は蕁麻疹で休んだよね。今度はどんな理由かね?へっへっへっ」

1階A介護職員は、私と同じ階にいる職歴4年目の、仕事をそつなくこなす先輩だ。私はいつも叱られている。それはさておき、そうか、この業界は、仕事を休む人は烙印を押されるのねと思った。

この仕事はキツイし、不規則だもんねー、病気を誘発しやすいよねー、的な擁護が同じ職種同士であるのかと想像していたが、現実は違った。

たしかに、ギリギリの少ない人員でシフトを組んでいるため、誰かが休むと他の階の職員に大きな負担となって圧し掛かる。休むことで誰かに迷惑がかかるのは会社員でも同じだが、それとは異質のものがある。まさに、体調管理は仕事のひとつだと実感した。だが、それでも体調を崩すときはあるよなーと思う。

そして休んだら、迷惑かけましたとして菓子折りを各階に持参する文化があって驚いた。なんか違くね? もしや、他の施設もそうなのかしら。くわばら、くわばら。

仕事をしてもプレッシャー、休んでもプレッシャー。(ふふふ、なんか、一句できそうだなこりゃ)