視点を変えると見える
私の前世は、マンゴーだったのではないかと思うぐらい、マンゴーが好きである。過日、スーパーでフィリピンマンゴーが1つ98円と安かったので飛びついた。
その日、買い物カゴ(A)に入れた物は、
マンゴー 6個
キウイ 3個
納豆 1パック
菓子(小)1袋
である。
いざ、レジへ。
案の定、レジの人はAの買い物カゴから納豆を手に取り、ピッと機械に通して隣の空きBカゴへ移した。次に菓子を手に取り、ピッとやってBに移した。そして、キウイを1つ手に取り、ピッとやって機械に個数を入力した後、残りを1つずつBカゴへ移した。更に、マンゴーも同じ手順で隣のBカゴへ1つずつ移した。
つまり、全てのキウイと、私の大切なマンゴーの全てに、そのレジの人の指跡が残ったわけである。それも5本指の。
私はいつも思う。買い物カゴの中身によっては、隣の空きカゴに移さずとも、レジを済ませられる場合もあるのではないかと。今回の例でいけば、納豆ピッ、菓子ピッ、キウイ1個ピッ(そして機械で×3)、マンゴー1個ピッ(そして機械で×6)とやれば、同じ買い物カゴ内で完結できる。そのほうが早いし、デリケートな果物に触れる回数も最小限で抑えられる。
顧客側の立場として、こうすれば良いのにと見える事がある。