介護業界の人手不足について
介護業界は人手不足だと言われている。私は、介護の仕事をしてみたいが待遇が悪いのでNG、と思っている人が多いことを知っている。
私が入職後、「募集かけても人が来ないんだって。誰かやりたいっていう人がいたら紹介して欲しいって施設側から言われたことがあるわよ」と、年配のパート介護職員の方が言っていた。そのとき私は、“やはり募集をかけても来ないのかー、一般企業並みに給与を上げれば来るのになー”と思った。
ある日、複数の高齢者施設を経験している看護師Kさんがこう言っていた。「介護職員一人で24人を担当する施設がジワリと増えているみたいよ。上の人たちはさ、ノウハウのある職員を使って横に広げようとするんだよね。昔からいる新卒で入った職員はいいけど、うちらみたいな中途採用職員なんて使い捨てだよね」と。私より1カ月遅れで入職したKさんは、今月末で退職する。理由は、仕事がハード過ぎたからということだ。
(※介護職員一人で24人を担当する件については、別の日にまたブログにする予定)
介護業界は離職率が高い。私が働く施設も、介護職・他職種ともに離職率が高い。ところが、辞めていく職員の人数に等しく、きっちり新しい職員が補てんされることに気がついた。それは新しい中途採用の職員もいれば、他の事業所から転勤扱いで来る職員もいる。
あはは、人手不足とはそういうことだったのか。つまり、担い手がいないのではなくて、施設側が担い手の人数に制限をかけているゆえの人手不足だったのだ。
あはは、私しゃー、担い手がいないのだと勘違いしていたズラよ。恐ろしや~