高齢者施設で働くということ

仕事のことをメインに、日常生活でおやおや?と思ったことや、どうでもよいことなど、約1億2600人のうちの一人のつぶやき。

女性か男性かが見極められない


女性に憧れて、女性を目指す男性は、女性よりも美しいと思う。

えーっ!! 実は男性だったのー?と、驚きを隠せない“女性”が多い。

ダレ〇ガノ〇美さんも、そんな“女性”だと思っていた。

が、

女性だったのね~。あははのは

介護業界の人手不足について


介護業界は人手不足だと言われている。私は、介護の仕事をしてみたいが待遇が悪いのでNG、と思っている人が多いことを知っている。

私が入職後、「募集かけても人が来ないんだって。誰かやりたいっていう人がいたら紹介して欲しいって施設側から言われたことがあるわよ」と、年配のパート介護職員の方が言っていた。そのとき私は、“やはり募集をかけても来ないのかー、一般企業並みに給与を上げれば来るのになー”と思った。

ある日、複数の高齢者施設を経験している看護師Kさんがこう言っていた。「介護職員一人で24人を担当する施設がジワリと増えているみたいよ。上の人たちはさ、ノウハウのある職員を使って横に広げようとするんだよね。昔からいる新卒で入った職員はいいけど、うちらみたいな中途採用職員なんて使い捨てだよね」と。私より1カ月遅れで入職したKさんは、今月末で退職する。理由は、仕事がハード過ぎたからということだ。
(※介護職員一人で24人を担当する件については、別の日にまたブログにする予定)

介護業界は離職率が高い。私が働く施設も、介護職・他職種ともに離職率が高い。ところが、辞めていく職員の人数に等しく、きっちり新しい職員が補てんされることに気がついた。それは新しい中途採用の職員もいれば、他の事業所から転勤扱いで来る職員もいる。

あはは、人手不足とはそういうことだったのか。つまり、担い手がいないのではなくて、施設側が担い手の人数に制限をかけているゆえの人手不足だったのだ。

あはは、私しゃー、担い手がいないのだと勘違いしていたズラよ。恐ろしや~


ビンゴ


利用者S様(男性)は左片麻痺である。そのため会話が可能だ。お食事の際は、当たり障りのない会話をしながら食事介助をさせていただく。ある日、血液型の話題になった。すると、

S様 「お前、〇型だろ」

と、ピンポイントでおっしゃった。
しかも、ビンゴ! えーどうして当てられたんだろうか。 驚いた。

S様は長いこと施設でお暮しだ。いままで色んな職員を視てこられたゆえの、S様の中でのデータ分析なのかしらん。

『シン・ゴジラ』


現在公開中の『シン・ゴジラ』の評価が高いようで、「いっちょ観とくか!」ということになった。
私は、今までゴジラに深く関心を持ったことがなかったため、予習が必要だと感じた。

ゴジラ映画で調べてみると、昭和ゴジラシリーズ、平成ゴジラシリーズ、ミレニアムシリーズと、なんと28作も公開されたいた。『シン・ゴジラ』は29作目だ。

そしてこれだけは押さえておこうと、1954年の1作目『ゴジラ』をAmazonビデオレンタルで観た。ふむふむ、そういうことだったのか、なるほどー。登場する科学者の芹沢氏が、私の中でアインシュタインとかぶった。

シン・ゴジラ』の脚本・編集・総監督が、エヴァンゲリオンの監督だという。エヴァンもよく知らない私。それならば、エヴァンのほうも観たほうが良いかしらん。いやいや、今からでは時間がない。後追いにしよう。

さあ、今日はこれから、これからIMAXデジタルシアターで『シン・ゴジラ』を観て来ようっと。



日本人の平均寿命

厚労省の調査によると、平成27年の日本人の平均寿命は、男女ともに過去最高を更新したようだ。(注:健康寿命ではない)

男性80.79歳(前年80.50歳)
女性87.05歳(前年86.83歳)

これは、施設や訪問で働く職員らも、寿命更新のお手伝いさせていただいていると言って良い。よね?


驚きの離職率の高さ


私の勤務先は、介護職員のみならず、他職種においても激務だと言う。私よりも1カ月遅れて中途入職した他職種のAさんは、他の高齢者施設を3つほど経験されている。
会うとコッソリ、お互いの心境を一言二言囁き合う。
私  「私、もうダメ~」
Aさん「ここは酷いね」
私  「肉体と精神のバランスが崩れそう、ギブアップ~w」
Aさん「私ね、まだ誰にも言ってないけど来月退職するよw」

wwwwあははは。
と、お互い笑ったが、笑って良いのかなこの環境。
あははは。取り敢えず、笑っとくか。

私と同時期に入職した他職種のBさん(Aさんとは違う職種)、今月末で退職だという。

心の病気で休職していた同職種のCさん、復帰したもののやはり無理だったようで、今月末で退職だという。

恐るべし高離職率

この現実は対岸の火事ではなく、世の人々も一緒に考えたほうがよいレベルではないだろうか。


食べられる “いま” を大切に


おやつを楽しみにされている利用者様は多い。ご家族持参のおやつの中に、お団子があると知ったときの表情ったら、そりゃーもう、♪マークが10個ぐらい顔についている。そんな表情を見ると、こちらまで嬉しくなる。施設では生活が色々と制限されているんだもの、おやつぐらいお好きなものを存分に召し上がっていただきたいと思う。

ご入居されている利用者様の多くがご高齢である。いつ、どんなことがあるかもしれぬぞよ、いま食べられるのであれば、食べられるうちに、好きなものを召し上がってください、といつも心の中で思っている。

私は、病気の家族から「〇〇が食べたい」と言われたとき、悪質な添加物が入っているからとか、〇〇は病気を悪化させるらしいからとか、だめな理由を並べて食べさせなかった物がある。私なりに色々な書籍を読みあさってのことだったのだが、結局そんな理由はな~んも意味がなかった。終末期だったのだから、何を食べても、食べなくても、終わりは決まっていたのだ。亡くなってから、あのとき食べたいものを食べてもらえば良かったと大変後悔し、いまでも引きずっている。
ま、タラ・レバなんだけどね。

というわけで、利用者様には、食べられる “いま” を大切にしていただきたいと思う。


生きるって何だろう


椅子もしくは車椅子から立ち上がり、どこかへ歩いて行こうとされる利用者様がいらっしゃる。その方の歩行が不安定の場合、転倒されたら一大事!といことで、椅子もしくは車椅子にセンサーが取り付けられる。立ち上がるとセンサーが反応してピーピーピーと音が出る仕組みになっている。

音を聞きつけた介護職員は、直ぐにその方の元へ駆けつけて座っていただくように促す。そしてまた鳴る。また促す。また鳴る、促す、のループだ。

不適切な表現かもしれないが、これも一種の身体拘束じゃないかと内心思う。理由があって立ち上がろうとするのだから、その理由に心を傾けないと、と思う。

それが出来ないんだよーっ。基本、日中はフロアに介護職員が二人しかいない。やることが山積みで、時間通りに終わっていないと怒られる。焦る。そんなときにセンサーが鳴ると泣きたくなる。

立ち上がると制される利用者様も辛いでしょうね。生きるって何なんだろう。

地味に響く


食事介助が必要な利用者様には、おやつの介助もさせていただく。
お茶と交互に、プリンやヨーグルトなどを召し上がっていただく。

もしも私が食べる側なら、ちょこちょこ味わいながらゆっくり楽しみたい。

しかし、現実の介助は・・・・。
必然とスプーン山盛りで召し上がっていただく結果になってしまうのだ。

これがね、地味に私のメンタルに響くのですよ。こんなにスプーン山盛りにしちゃってごめんなさいって。口元にお茶をグイグイ運んでごめんなさいって。せっかくのおやつTIMEなのに、せかしてごめんなさいって。

というわけで、最近の私は肉体も精神も、ポロリポロリと一枚ずつ何かが剥がれているようですわ。